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阿弥陀岳開山祭へ。5月15日の下見で見えた登山道と山頂のこと


2026.05.18

Report by 石川 高明


2026年5月15日の阿弥陀岳山頂付近。標識の奥に残雪の山肌が見える

FIELD NOTE / 2026.05.15

開山祭に向けた下見では、登山口周辺の新緑と山頂付近の残雪が同時に見られました。山頂集合の行事だからこそ、季節の美しさと山の厳しさを合わせて確認しておきたい時期です。

毎年6月の第1日曜日に行われる八ヶ岳(阿弥陀岳)開山祭。今年は2026年6月7日(日)午前11時から、阿弥陀岳山頂で安全祈願の神事と記念撮影を行います。

開山祭は登山口集合ではなく、標高2,805mの阿弥陀岳山頂集合です。そこで8guideでは、参加を検討している方が山の状況を具体的にイメージできるよう、5月15日時点の下見記録と写真をもとに、ルートの様子と準備のポイントをまとめました。

CONDITION SUMMARY

5月15日時点の山の見え方

登山口付近は新緑、御小屋山周辺では山桜も見られました。一方で、阿弥陀岳山頂付近には雪が残り、下見では念のためチェーンスパイクを使った区間もあります。6月の本番までに状況は変わりますが、残雪・凍結・低温への備えは前提にしてください。

下見データ
下見日 2026年5月15日(金) ルート 舟山十字路 – 御小屋山 – 阿弥陀岳 往復
距離 約11.3km 累積標高 上り約1,238m / 下り約1,242m
行動時間 6時間37分 目安 コース定数29 / きつい
山頂付近 気温約6度 残雪 少なめだが、雪・凍結に注意

登山口付近は新緑。森の中から高度を上げる

下見は朝5時58分にスタート。登山口付近ではカラマツの新緑が明るく、序盤は森の中を進みます。足元だけでなく、時間配分と体温調整も大切です。

舟山十字路から御小屋山へ向かう森の登山道
登山口付近の森。新緑が明るい一方で、山頂までは長い登りが続きます。
御小屋山の標識と森の登山道
御小屋山周辺。山桜も見られ、春から初夏へ移る山の気配があります。

標高を上げると、足元の条件が変わる

御小屋山を越えると、不動清水や展望ポイントを経て、阿弥陀岳へ向かいます。標高差が大きく、森林帯から岩混じりの道へと場面が変わるため、歩きやすい序盤の感覚のまま進まないことが大切です。

阿弥陀岳へ向かう岩混じりの登山道
岩や雪が混じる区間。下山時は疲労も重なり、滑りやすさに注意が必要です。
阿弥陀岳周辺から望む八ヶ岳の山並み
展望が開ける場所もあります。景色に足を止めつつ、行動時間には余裕を。

ルート別の見え方と注意点
区間 5月15日の様子 準備のポイント
舟山十字路 – 御小屋山 新緑、森の道、山桜。序盤は気持ちよく歩ける区間。 朝は冷えるため、行動中に調整しやすい服装を。
御小屋山 – 展望ポイント 標高を上げながら、道の雰囲気が徐々に変わる。 休憩と水分補給を早めに。歩行ペースを上げすぎない。
展望ポイント – 阿弥陀岳山頂 岩、残雪、凍結の可能性。山頂付近は約6度。 防寒、手袋、必要に応じて滑り止め装備を検討。
下山 疲労が出た状態で、濡れた土・雪・岩を下る。 時間に余裕を持ち、滑りやすい場所は慎重に。

山頂付近には雪。6月までの変化も前提に

下見時点では、例年同時期と比べると残雪は少なめでした。ただし、前々日の天候の影響で山の上には雪があり、念のためチェーンスパイクを装着した区間もありました。

6月7日の開山祭当日までに状況は変わります。残雪が少ないという情報だけで判断せず、直前の天気、気温、路面状況、装備を必ず確認してください。

下見ルート沿いで見られた春の花
森では春の気配も見られます。低い場所の季節感と山頂付近の寒さには差があります。

参加前に確認したいこと

  • 開山祭は登山口集合ではなく、阿弥陀岳山頂集合です。
  • 登山口と山頂の往復は、各自で登頂・下山していただきます。
  • 登山計画書の提出は長野県条例で義務化されています。
  • 登山保険への加入、最新天気、残雪、装備、体力の確認をお願いします。
  • 当日は舟山十字路登山口で朝6時からゴミ袋を配布します。登山道清掃にもご協力ください。

2026 OPENING FESTIVAL

第42回 2026年 八ヶ岳(阿弥陀岳)開山祭

開催日は2026年6月7日(日)午前11時から。参加費は無料です。ご希望の方には、事前申込限定で記念てぬぐいを1枚1,000円で販売します。受付締切は6月4日です。

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